2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ケララの母系制

作家のアルンダティ・ロイの故郷であるケララ州は、とても面白いところらしいです。あまりに面白いので引いておきます。 ――ケーララ州の住民のかなりは、つい最近まで母系制をとっていたことは有名である。母系制では、母方に血筋をたどる人びとが大家族を構…

後期の授業が

昨日で終了して、いくらかほっとしています。来週期末試験があり、成績採点を終えれば2カ月半の冬休みです。 冬休みはできればインド関係をいろいろ読みたいと思っています。特にインド史を押さえておきたいです。南インドの歴史にとても興味があるのです。

21世紀を解くキーワード『客家』

web

久しぶりにページを追加しました。緒方修氏の「21世紀を解くキーワード『客家』」を、了解を得て掲載することにしたものです。 http://www.magicalweb.to/~msano/noname1.htm客家(ハッカ)とは何か。緒方氏によれば「客家は漢民族の一グループで…2千年ほ…

巴金100歳の誕生日

今日11月25日は巴金の100歳の誕生日ということで、各地で記念の催しが行われているようです。故郷の成都、活動した上海では特に盛大に行われているようです。ちなみに北京青年報に上海の病院にいる巴金の訪問記事が載っています。現在、巴金はかなり…

剽窃の問題

を考えさせられるような記事がRUR-55に掲載されています。同じくサイードの翻訳に携わっており、『戦争とプロパガンダ』を共訳している二人の方の間で、同一の文章の翻訳をそれぞれウェブ上で公開し、また雑誌発表し、それが「異常に類似している」(中野真…

ウィルス侵入?

どうも研究室のコンピューターにウィルスが侵入したようです。このトップページが半分しか表示されなかったり、あるいはグーグルやヤフーのタイトルの部分(gifの部分)が表示されないという症状です。不思議な症状ですが、あまり深刻ではないのでしょうか。…

陳思和という復旦大の先生、1954年生まれで50歳近くですが、著書が30冊くらいですか。すごいですね。編著を合わせたら軽く100冊を越しています。(中文研究網にプロフィール、著書紹介があり) 去年ソウル大を退官した金允植先生は著書が100冊…

魯迅関係など

中文研究網というところで、中国での文学関係の論文を検索できるので、魯迅関係の論文を試しに見てみたら、だいたい1年で150本〜400本くらいというところ。やはりすごいです。 中文研究網 http://cyber.swnu.edu.cn/zwyjw/ ついでに『魯迅研究月刊』…

巴金特集もう一つ

新華網の巴金100歳特集。大々的なものです。 http://news.xinhuanet.com/book/2003-11/19/content_1185232.htm

何となく気になる

こういうニュースは何となく気にかかります。 「ヘビ、ネズミ食べ40数年 窃盗未遂の「自称男」」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00000148-kyodo-soci 横井さんや小野田さんの話は感銘を受けましたが、日本にも同じようなことがありうるとい…

『中国現代文学史』

復旦大学の陳思和による中国現代文学史がネット上で読めます。 1949年以後の現代文学史を、さまざまな観点から体系化したもの。 個人的には必読の文献です。 http://www.bwsk.com/lszl/c/chensihe/zgdd/index.html

巴金100歳特集

「文学会館」で巴金の100歳特集をやっています。 http://www.zuojia.com.cn/epublish/gb/paper281/10/index.htm ちなみにですが、巴金は1934年11月から35年8月まで、約9ヶ月間日本に滞在しています。前半は横浜の中国語教師武田博家の家に泊ま…

施蟄存亡くなる

ところで、数日前に施蟄存が健在であることを書いたら(11月12日)、本日19日午前8時に施蟄存が上海で亡くなったというニュースが入ってきました。亡くなったのは上海華東病院、享年99歳ということです。 http://www.chinawriter.org/news/show.asp…

巴金の100歳祝賀

巴金(1904〜)の100歳の誕生日が、今月の25日に近づいているため、さまざまな記念行事が行われている。北京の中国現代文学館では、「巴金百歳慶祝芸術大展」が11月15日から開かれている(来年1月31日まで)。今月22日には「巴金の夜」朗…

サイード追悼の催し

『ロンドンブックオブレビュー』が主催するサイード追悼の公開討論が、11月28日(金)に行われるようです。ロンドンのブルネイ・ギャラリー・レクチャー・シアター。 討論者にはTariq Ali, Mustafa Barghouti, Ilan Pappe, Jacqueline Roseというメンバ…

韓国文学関係

韓国で続々と面白そうな本が出ていて、目が離せません。 ・『近代の』(チョン・ジョンファン著、プルンヨクサ、2003・11) 1920年代に、近代的な黙読の文化が成立していく過程、大衆読者の誕生、また植民地時代の読者はどんな本を読み、どんな過…

週末に

ソウルで日本言語文化学会の発表がありました。「戦後日本文学と『アジア』」というテーマでのもの。 以前から戦後文学とアジアとの関係はどうにか整理しておかなければという気持ちはあったので、宿題を果たしたような気分です。 ほとんど時期区分と概観で…

天日槍伝説

テレビ(EBS)で、天日槍(あめのひぼこ)伝説についてやっていた。 新羅の王子で、神器を携えて近江・但馬方面に定着した渡来人である。 もう少し詳しく調べてみたい。 http://www.sanson.or.jp/mura/mura85/izushi2.html http://www5.ocn.ne.jp/~totuji/amen…

論文

The Project of Comparative (Post)Colonialism http://www.cssaame.ilstu.edu/issues/23/23intropost.pdf

『映画学の再生』

Reinventing Film Studies Christine Gledhill, Linda Williams編 Edward Arnold; (July 2000) Part One: Really Useful Theory Part Two: Film as Mass Culture Part Three: Questions of Aesthetics Part Four: The Return to History Part Five: Cinema i…

ついでに

日本モンゴル文学会のページです。 http://www007.upp.so-net.ne.jp/mongolbungaku/

『モンゴル文学への誘い』(明石書店)

芝山豊・岡田和行編の『モンゴル文学への誘い』(明石書店)が、この度出版されたそうです。 紹介・目次(明石書店) http://www.akashi.co.jp/Asp/details.asp?isbnFLD=4-7503-1808-6翻訳と論文が一冊にまとまっている本らしいです。興味深い論文が並んでい…

弁明

このはてなダイアリーは使ってみるととても便利なことに気づきます。一々ページ作成ソフトを開いて、あれこれ作って保存して、FTPで送信して、という手間がかからないのできわめて簡便です。 それにかまけて最近ページ自体の更新がおろそかになっていますが…

施蟄存

施蟄存(せ・ちつぞん、シー・チェーツン、1905〜)というと、中国モダニズム文学の代表作家で、1932年に刊行された月刊誌『現代』の編集長をつとめたことで文学史に出てくる人ですが、彼が今もなお健在であることを知りました。少し前に100歳の…

ペペロ・デー

ついでに今日は韓国ではペペロ・デー。ペペロは日本で言えばポッキーのこと。11・11がポッキーの形に似ていることから、友達どおし、恋人どおしでポッキーをプレゼントしあう風習になったということ。私もお裾分けをもらいました。 http://www.konest.co…

イヴォンヌ・ヴェラ(Yvonne Vera)

ジンバブエの若い女性作家。1964年生まれ。 カナダのヨーク大学で、博士学位を受け、その後ジンバブエに戻って作家活動を続ける。 『ネハンダ』(1993)、『名もなきものの中で(In Without a Name)』(1994)、『Under the Tongue』(1996…

日本関係公募情報

現在、次の所が出ているようです。 全南大学(日本近現代文学) ソウルデジタル大学(日本語文法、日本文化) 国立順天大学(日本語学) http://www.sunchon.ac.kr/contents/board/get.jsp?menuId=20030620155707815777&contId=79968972809475096860 詳細は…

ついでに

西北大事件を継続して考え続けているページを見つけました。北京留学経験のある方のようです。「ブログ眺(チャオ)」 http://blog.readymade.jp/tiao/archives/cat_aaieeoeie.html

ところで

最近の読書録(東亜文字処理ライン・ラボのWebページ)というページで、この日記を引いてくれているのを発見。西北大事件の項(11月1日、2日分)。 どうもありがとうございます。 http://www.linelabo.com/books.htm

なぜ日本で小説が発達したか

儒教文化圏では小説=フィクションを排斥したのに、なぜ日本においては10世紀という時代に小説が発達したのか。 この謎を、怨霊思想と絡めて解き明かした文章がありました。 50歳以上のメールマガジン http://www.melma.com/mag/25/m00003025/a00000051.…