2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

インドの総選挙について

ラシュディとアルンダティ・ロイの論評が出ています。 ラシュディ「インドの新時代」(ワシントン・ポスト) http://www.novinite.com/view_news.php?id=34646 アルンダティ・ロイ「これはインドにとっての夜明けか?」(ガーディアン?) http://www.despar…

インドの総選挙

先日開票されたインドの総選挙では、予想を裏切って国民会議派が勝利し、人民党が下野することになったが、実際勝利したのは共産主義者だという論評が出ている。共産党はケララ州、西ベンガル州を中心に50議席を獲得し、国民会議派が政権を安定させるため…

『脱植民主義と近代文学』

韓国で、ナ・ビョンチョル著『脱植民主義と近代文学』(文芸出版社、2004・3)が出ています。 「第1章 脱植民主義の文化理論」ではサイード、ホミ・バーバの理論を援用して、韓国近代文学の「混成性」「移植文学性」を論じ、「第2章 韓国近代文学の起…

ポストコロニアル関係2冊

● アムリトジット・シング、ピーター・シュミット編『ポストコロニアル理論とアメリカ――人種、エスニシティ、文学』(Singh, Amritjit, and Peter Schmidt (eds). Postcolonial Theory and the United States: Race, Ethnicity and Literature)ミシシッピ大…

『英語青年』のサイード特集

それからだいぶ遅れましたが、『英語青年』2004年1月号がサイード特集を行っています。特集「サイードと英文学」。 目次は ◆サイードのイェイツ論について(山崎弘行) ◆サイードとコンラッド――世界とのパートナーシップ(木村茂雄) ◆サイード・コネク…

『谷崎潤一郎とオリエンタリズム』

西原大輔『谷崎潤一郎とオリエンタリズム 大正日本の中国幻想』(中公叢書、2003)が今年の島田謹二記念学芸賞奨励賞を受けています。内容に関しては、『東方』278号にたいへん詳しい劉岸偉さんの書評が載っています。 http://www.toho-shoten.co.jp/…