韓流の立役者・李鳳宇

 シネカノンの代表であり、1993年に『月はどっちに出ている』を制作した李鳳宇氏。もともとは企画・配給を手がけるプロデューサーとして、ポーランド映画アイスランド映画ギニア映画、北朝鮮映画などを企画・配給していた。映画プロデューサーというジャンルを日本に確立した人物でもある。
 「シュリ」の配給権を買い付け、大ヒットさせたのも彼で、その後「JSA」「KT」(日韓共同製作)も手がけている、韓流ブームの張本人である。

 ある意味でスポーツ産業における堀江社長の登場と平行していて、映画プロデュースをビジネスとして革新した存在ではないかと思われる。彼の映画プロデュースに対する哲学や、日本映画の現状に対する文章は本になっている。『日本映画は再興できる』(That's Japanシリーズ 009) ぜひ読んでみたい本である。
   http://www.wayts.net/TJ/kikan/mokuji/mokugi009.html

 李鳳宇氏のインタビューなど
   http://hana.wwonekorea.com/hist/10th94/movie/mivie_int-riBonu.html
   http://www.mahlesq.com/htm/pub37.htm