水野俊平氏の問題

韓国における日本人タレント第1号と言うべき水野俊平氏に対する討論が、韓国メディアにおいて沸騰しています。ヤフーやダウムの掲示板で、水野氏の行いや発言をめぐって、ホットな討論が繰り広げられている最中です。 何が問題となっているかと言えば、水野…

アンゲロプロス監督来日

6年ぶりの新作「エレニの旅」の公開を控えたアンゲロプロス監督が24日来日し、都内のホテルで記者会見を行ったとのことです。 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2005/01/25/09.html 「エレニの旅」、仙台ではやらないんでしょうか? やって…

韓流の立役者・李鳳宇

シネカノンの代表であり、1993年に『月はどっちに出ている』を制作した李鳳宇氏。もともとは企画・配給を手がけるプロデューサーとして、ポーランド映画、アイスランド映画、ギニア映画、北朝鮮映画などを企画・配給していた。映画プロデューサーという…

本橋哲也『ポストコロニアリズム』

岩波新書から、本橋哲也著『ポストコロニアリズム』が出ました。「ファノン,サイード,スピヴァクの議論を丹念に紹介しながら,〈日本〉という場で「植民地以後」の課題に向き合うことの意味を考える,最良の入門書.」ということです。 ぜひご覧になった方…

ホミ・バーバ「アウラとアゴラ」

月刊『みすず』の2004年12月号にホミ・バーバ「アウラとアゴラ――他者との交渉に開かれた陶酔、そして隙間から語ること――」が載っています。 ちなみに訳者は「磯前順一/D・ガリモア訳」となっていますが、このガリモアさんは、『〈翻訳〉の圏域』で書…

新装版『音楽のエラボレーション』

長らく絶版となっていたサイードの『音楽のエラボレーション』が、10月に新装版としてみすず書房から出ています。ご存じの方も多いと思いますが、サイードは元々プロ級のピアニストでプロを目指していたのですが、大学院生時代にグールドのコンサートを聴…

久しぶりで再開します。

映画「日本の戦争」シリーズ

12月8日(水)13時より、参議院会館第3会議室において「日本の戦争」シリーズ(全5巻)の上映会を行うとのことです。上映するタイトルは以下のようです。 映画「日本の戦争」シリーズ ■日韓併合への道 30分 ■朝鮮半島植民地支配の実態 28分 ■太平洋戦…

 移民研究シンポジウム

国際シンポジウム「移動から空間をとらえる ― 21世紀の移民研究を求めて ― 」が、11月25日〜28日にかけて行われます。会場は学士会館と一橋大学佐野書院。 第1セッション 越境する空間―移民の創り出す空間、第2セッション 連接する空間―移民の結び…

ザンジバルの笛

宮城女子学院大学の国際文化学科にいらっしゃる富永智津子先生という方が、ザンジバル関係の女性史を専門にしています。著書に『ザンジバルの笛――東アフリカ・スワヒリ世界の歴史と文化』(未来社)、訳書に『アフリカの女性史――ケニア独立闘争とキクユ社会…

デリダ追悼の催し

柄谷行人・浅田彰・鵜飼哲によるデリダ追悼の催しが、11月23日(祝)13:00から行われるようです。場所は京都大学法経2番教室(吉田キャンパス・メディアセンター地下)、料金は一般前売800円(当日900円)、学生前売700円(当日800円)とのことで…

大熊榮『サルマン・ルシュディの文学 「複合自我」表象をめぐって』

次のページに詳しい紹介があります。 http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/ISBN4-409-14057-4.htm

デリダ関係

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デリダ関係なかなか詳しいです。XInformatiqueというページ。 http://d.hatena.ne.jp/xnarita/

問題となったニューヨークタイムズの記事

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デリダ死去を報じるニューヨークタイムズの記事(ジョナサン・カンデル記者執筆)を見つけましたが、2ドル95セント払って購入しないと全文は見られないようです。タイトルは「難解な哲学者、ジャック・デリダ、パリで死去」(Jacques Derrida, Abstruse T…

デリダ追悼のページ

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「Remembering Jacques Derrida」というページがあります。 http://www.humanities.uci.edu/remembering_jd/ どうも成立事情が書いてあるのを見ると、ニューヨークタイムズでの10月10日の追悼の記事が偏った問題があったもののようで、それに対してサミ…

堀江社長のブログ

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http://blog.livedoor.jp/takapon_jp/ ライブドア堀江社長のブログ日記です。ご覧になった方も多いと思いますが、あの多忙さの中で毎日つけているのはさすがと言うべきでしょう。東大文学部卒(中退?)、31歳の堀江氏のパワーとポリシーの一端をうかがう…

ジャック・デリダ関係のリンク

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Derrida links http://www.lichtensteiger.de/derridaenter02.html Google News(フランス語) http://news.google.fr/news?hl=fr&ned=fr&q=Jacques+Derrida&btnG=Recherche+Actualit%C3%A9s Google News(ドイツ語) http://news.google.de/news?q=derrida&h…

いくつか新著が出ています。 ・大熊栄『サルマン・ルシュディの文学 「複合自我」表象と多元的セキュラリズム』(人文書院、2004・9、ISBN4−409−14057−4) ・アブデルケビール・ハティビ『マグレブ 複数文化のトポス』(青土社、2004・8…

テリー・イーグルトンによるスピヴァック論が出ているようです。Eagleton,Terry: Figures of Dissent. Critical Essays on Fish, Spivak, Zizek and Others. 272p. 2003 (Verso) ISBN 1-85984-667-X

研究会情報

横光利一文学会第5回研究集会が、9月4日山形大学であります。研究発表2本、講演が1つ(村上文昭氏)。 詳しくは 横光利一文学会ホームページ http://www1.speednet.ne.jp/~matsuryo/ 第5回全国研究集会案内 http://www-h.yamagata-u.ac.jp/~miharu/yok…

 ICLA(国際比較文学会)香港大会

ICLAの香港大会が、8月8日から14日まで開催されます。会場は香港理工大学。元々は2003年の8月に行われる予定だったのですが、SARS騒ぎによって1年延期されたもの。 場所が香港ということもあって、日本からもかなり大勢の参加者・発表者が参加しま…

アミット・チョウドリー『D・H・ロレンスと――ポストコロニアリティと現在の詩』

インドのすぐれた小説家でもあり評論活動も行っているアミット・チョウドリーがロレンス論を出しています。Amit Chaudhuri『D.H.Lawrence and Difference: Postcoloniality and the Poetry of the Present』(June 12, 2003、Oxford University Press )紹介…

「韓流」をめぐって

現在、上海映画祭が開催中らしく、そこでの「韓流」について新浪網で特集されています。『スキャンダル』など13編が上映されたらしく、なぜ「韓流」が中国で(も)成功したのかについての分析があります。 http://cul.sina.com.cn/s/2004-06-23/64073.html…

日韓文学シンポジウム

国際シンポジウム「前近代韓国文学におけるキャノンの形成――異文化要素の異化と同化――」が、6月25日午後1時30分〜5時まで東京大学教養学部学際交流ホールにおいて行われます。講師は、趙東一氏(ソウル大学校)、金鐘撤氏(ソウル大学校)、趙健相氏(成均館…

新版魯迅全集

『魯迅全集』の修訂工作委員会が、今月9日に声明を出し、全集の修訂作業がほぼ終わり、内容・構成が確定したと述べた。『魯迅全集』は、すでに4回に渡って出版されているが、今回の全集は最近20年の最新の研究成果を盛り込み、質量ともにレベルアップし…

ハリ・クンズルの文学賞辞退

少し古いニュースですが、昨年11月に英国在住のインド系二世作家ハリ・クンズルのデビュー作『印象主義者』が、メイル・オン・サンデーのジョン・レウェリン・ライズ賞(Mail on Sunday/John Llewellyn Rhys Prize)を受賞した際、その賞のスポンサーであ…

中国の目に映る日本文化

新浪網で日本文化特集をやっています。「精致、独特、空洞——日本文化大観」というもので、日本人の目から見るとなるほどと思うところと、奇妙に思われるところとが同居していて面白いです。 たとえば暴力団や歌舞伎が日本文化として取り上げられているのは、…

サイードの新著

8月にまたサイードの新著が出るようです。『オスロからイラク、ロードマップへ(From Oslo to Iraq and the Road Map)』(Pantheon Books 、August 2004) 今回はパレスチナ問題、イラク問題に関する時事的なエッセイの集成の模様です。 死してもなお新著…

インドの総選挙について

ラシュディとアルンダティ・ロイの論評が出ています。 ラシュディ「インドの新時代」(ワシントン・ポスト) http://www.novinite.com/view_news.php?id=34646 アルンダティ・ロイ「これはインドにとっての夜明けか?」(ガーディアン?) http://www.despar…

インドの総選挙

先日開票されたインドの総選挙では、予想を裏切って国民会議派が勝利し、人民党が下野することになったが、実際勝利したのは共産主義者だという論評が出ている。共産党はケララ州、西ベンガル州を中心に50議席を獲得し、国民会議派が政権を安定させるため…